海外留学から帰国後、新卒で入社した会社を去年の12月に退職しました。2018年1月入社だったのでちょうど丸二年。
新人賞受賞、主任に昇格と頑張ってきたのになぜ辞める決意をしたのか・・・。
その理由を書いてきます。
入社してからずっと、会社の考え方・働き方に疑問をもっていた。
海外留学から帰国後の24歳。『海外で2年間も生活してきたんだから日本なんて余裕っしょ』とそんな気持ちで就職活動開始。
特にやりたいこともなく、自分の経験が生かせる仕事ってなんだろうと考えた結果
留学斡旋会社に就職。
『どうせ働くのであれば、楽しく頑張ろう!』
そんな気持ちで社会人をスタートさせました。
・・・・・・・
が、現実は甘くはなかった。
これが日本の社会人なのかと衝撃を受けた。
・残業代無しでの残業(基本的に9時~10時出社、10時~12時退社。MAX夜中の2時半まで残った事がある。)
・基本給は手取り約15万。(東京)※+歩合(もらえるようになれるのに1年以上かかる)
・休日出勤当たり前。(MAX 31日連勤)
他の部署の方に『〇〇さんって毎日いますよね(苦笑)大丈夫ですか?』と言われる。
・同期・後輩が鬱病で辞めていく現実。(診断書持参or両親から会社に連絡が来る。20代前半の子じゃなくて20代後半の人も)
・【人生=仕事】に勝手にされていく。
・仕事終わる時間が遅いので、友人とご飯が行けず結局会社の人との飲みになり会社に縛られる。
つまりだんだん病んでくる。
そう。私が入社した会社はいわゆるブラック企業でした。
両親や友人に会社の相談をしましたが、結論、日本企業の大半はうちの会社と同じってこと。うちの会社だけがおかしいのではなく、わりかし当たり前ってことらしい。
この事実が私にとっては衝撃的で。
¨人生をより豊かに・充実に¨するために仕事をしていると思っていたのに、現状は
毎日家と会社の往復。帰宅後も嫌々仕事の資料作り。休日も仕事が気になって会社に寄る日々。私の人生=仕事になっている。
『・・・・もしかして、この生活が一生続くの⁇』
入社して半年がたった頃、そう思いました。
海外とのギャップでより職場に馴染めない。
入社してからは割かしずっと、地獄のような日々を送っていたと思っています。当時の自分は『奴隷』だったと素直に思います。
他の人から見ると当たり前のことも、私にとっては辛く感じる事も多くて・・・。
理由としては、海外で働いていた時の経験とどうしても比べてしまうからだと思います。
海外で働いていた時は″毎日ハッピー″で、日々新しい出会い・出来事にわくわくしながら生活をしていました。
私が留学していたカナダは多国籍の移民の国で、歴史も150年くらいしかありません。
差別もなく、みんながみんな個性を認めてくれる国です。
さて、日本はそうでしょう??
私がミスをした時の上司の一言
『なんでこんな事もわからないの?常識でしょ。』
『今まで勉強してきた?』
『もういいや、私やるから』
はい、人格否定ですね。個性を潰して、会社の奴隷にする作戦ですね、はい。
こんな事言われ続けたらそりゃあ鬱病になって飛ぶ人いるっしょ。と本気で思う。
海外の場合、個性を大切にしてくれるので人格否定をしながら後輩に教えるのではなく、その人に合わせて言い方を変えて教えてくれます。
(国も違えば文化も違うので、教え方を一歩間違えると差別になるから)
その海外での経験と常に比べながら働いていると、会社についたら毎日吐き気を催し、頭痛に襲われるようになった。
同期(29歳)が1か月半で飛び(朝救急車に運ばれたらしく、彼女の父親から連絡が来て、それ以降はもうオフィスに現れることはなかった)それ以降は4年以上勤務している上司三人組(女)に囲まれながら働いていた。
(4年間、後輩ちゃんが育ってないっていう現状ですね。わかります。)
※私の勤務先は本社ではなく、支店で働いていたので人数が少ない体制。
・・・毎日『いつ辞めようかな』と考えながら働く日々。
会社に来たら毎日否定され、雑用をさせられ『これっていわゆるいじめですか?』『私って貴方達の奴隷ですか?』と本気で思う。
ランチタイムは、上司三人だけ喋って私は無言。同じ空間にいるのに。
本気で信用できる人ここにあらずって感じ。
辞めたい気持ちで溢れていたけど、入社して数ヶ月で辞めるのって世間一般的にどうなんだろうとも正直考えたり。
友人に相談したりもして。
経営者の友人1『ぶっちゃけ経営者からしたら半年で辞めようが、1年で辞めようが変わんないのが現実。』
経営者の元カレ1『一つの事続けれないのはダサいよ』
・・・・うーん。
色んな事を考えながら働いて、半年がたった時。
ついに朝起きるのも辛くなってきて、地下鉄に乗るとすでに頭痛。オフィスにつくとゴミ箱を片手に掃除。(ガチで吐きそうだから)
体がおかしくなってきちゃって。
それを察した本社の部長が、うちの支店に来た時に『東京本社にこない?』と声を掛けてくれた。
本社だと同期もいるし、同世代もいるし、男性もいるし(これ結構重要だと気付いた)人数も多いから色んな人がいる。
正直死ぬほど辞めたいと思ってはいたけど、半年で辞めるのはちょっと負けた気がして嫌だった。
環境はすごく変えたかったので、即答で本社に異動を決意した。
どうせ辞めるのであれば結果を残したい。見返したい。
本社と支店では、環境が全く違った。
・教え方がとにかく優しい(否定された言い方ではない)
・個性が強い人が多く、ほんと色んな人がいる
・友達が出来た
自分のペースでそこまで気を遣わず仕事が出来たので、本社に異動してからは契約がどんどん取れる。
以前と比べると仕事が楽しい。
この時に思った事『本社で結果を残して、元働いていた支店の馬鹿にしてきたスタッフを見返したい』そう思った。
その気持ちが強かったのか、入社した年の新人賞を受賞。

翌年の4月に主任に昇格。

昔聞いた話で『怒りの力は強い』って聞いたことがあるんですが、まさにですね。
ダイエットとかでも、よく『好きな人に振られて見返すためにダイエットを頑張ってる』っていう人の方が結果残しますよね。
ダイエット成功に関しての欲望が強いからだと思います。
『なんとなく痩せたい、綺麗になりたい』のレベルだったら、その欲望の強さが弱いので中々叶えられなかったりします。
本気で叶えられたことって案外【怒りの力】のおかげが多いくないですか?
・・・主任になってからは、支店のスタッフたちが『すごい頑張ってるね』と褒めていると聞きました。
(・・・うん。あなた達と同じ役職なので、そうでしょうね。)
本社に異動してから8ヶ月で目標達成。
目標達成後、自分を見つめなおしてみた
目標を達成した後は、はたから見てもわかるくらいやる気が失せてしまいました。ここで働く【目標・意味・やりがい】が無くなったからです。
新たに見つけれたら良かったと思ったんですが、正直ここの会社が嫌いなので見つけれることなく・・・。
一番仲が良かった子もちょうど1年で辞める。
色々相談していて好きだったお姉さんも1年で辞める。
新人の子が鬱病の診断書を持ってきて退職する。
その年の9月10月で5人が辞める事が確定していて、会社の雰囲気がやばめ。
ちょうどそのタイミングで色々考えてみることにしました。
・今の仕事って本当にやりたい仕事?
・会社に来て一つでも楽しいと思えることある?
・今後のビジョン見える?
・・・(‘_’) 辞めよう。
そう思いました。
私はリスクがある人生の方が好きなんだと思いました。
安定を求めて、言いたいことも言えず我慢して働く。
日本の教育では、そう教えられてきたと思います。
それが当たり前なんだと思います。
それは私には合わない。
貴重な20代を我慢の時間に充てたくない。
後悔をしたくない。
そう思いました。
退職後について
退職間際、会社のストレスで胃腸炎になってしまったので1か月くらいはゆっくり過ごしました。そのあと数か月間は自分自身を見つめなおす時間をとりました。
忙しい時と、自分自身を見つめなおす時間って中々とれないのでいい時間だったと思います。
・心から全力を注げることって?
・時間を忘れるくらい没頭することって?
・そもそもの将来の夢って?
・今後どんな人になりたいの?
この時間で私は、自分が全力を注げれるやりたいことが見つかりました。今はフリーランスとして活動をしています。
環境を変える事って本当怖いんです。
だって、どうなるか見えないから。
わからないから。
予想すら出来ないから。
・・・・・
リスクを背負うくらいなら、現状を維持したがるんです。
みんなそうです。
良くなるだけならまだしも、今よりも悪くなる可能性もあるから。
私は、今よりも良くなる可能性があるならそっちを選択したいです。
一度きりの人生後悔したくないから。
もし現状よりも悪くなったとしても、死ぬわけじゃないからね。
結論
結果、2年で辞めてよかったと私は思っています。
仕事を辞めてからはストレスが一切なくなり、毎日毎日がめちゃめちゃ充実しています。
特別な事はしていなくて、ただ好きな人と日々を過ごしているだけで満足できています。
また、今やっている仕事も好きな事なので、自ら時間を作って進んで学びながらやっています。
・・・・・・
働いてた時って本当時間がなかったから。
やりたいこともできないし、そもそも考える時間もないし。
私もそうでした。
なんとなくで日々生活している方って多いですよね?
自粛中の今、是非色々考えてみて下さい。
今充実した人生を送っていますか?
嫌なことに時間を使っていませんか?
我慢していませんか?
愚痴ばかりの日々って疲れませんか?
人生一度きり!毎日ハッピーに過ごしましょ。
一歩踏み出させてくれた本
最後に、私が迷ったり悩んだりしたときに、一歩踏み出させてくれた本を紹介します。(今でもたまに読みます。)
マスターの教え
こちらの本は、私を自立させてくれました。どんな人でも能力がある。人々は敵ではなく、私の仲間であるという意識を教えてくれます。
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チーズはどこへ消えた
こちらの本は迷っている時、停滞している時に一歩踏み出させてくれる本です。ストーリーもとってもシンプルで読みやすく、生きていく上で大事なことを教えてくれます。
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自己啓発本は悩んでいる時に『背中を押してくれる』のでとってもお勧めです。
読む旅に言葉の力ってすごいなと改めて思います。
気になる方は是非( ..)φメモメモ
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